フリッカー式

フリッカー式〜鏡公彦にうってつけの殺人〜 佐藤友哉著

やっぱりストレートにここから読んでおけば良かったなぁと、まず思いました。
既読の『クリスマス・テロル』よりも、こちらの方が面白かった。

最愛の妹、佐奈が自殺してしまう。鏡公彦がその事をようやく実感した頃、公彦の危険感知能力にばっちり引っ掛る男、大槻が現れる。大槻が持ってきたビデオテープの中には、佐奈が陵辱されるシーンがおさめられていた。大槻はその犯人である男達の正体を明かし、その男達の娘、孫娘達の写真と日常スケージュールを置いていく。
一方、公彦の幼馴染である明日美は、巷をにぎわす〈突き刺しジャック〉の視覚に接続し、何十件もの殺人シーンを見ていた。そして、友人が犠牲になった事で、本格的に〈突き刺しジャック〉との接触を望む。そんな時、新たな殺人が行ける範囲の場所でおきた。殺人現場に居たのは〈突き刺しジャック〉ではなく、祁答院浩之という名の男で、彼もまた〈突き刺しジャック〉を探していた。警戒しながらも明日美は彼と手を組むことになる。
自殺という殺人の被害者となった佐奈と自分の為に、犯人達の娘や孫を拉致、監禁を計画し実行していく公彦。犠牲になった友人の復習と自分の為に、〈突き刺しジャック〉を追う明日美。そして、最終舞台で収束という具合です。

それからどうなるの?とサクサク読み進める事が出来ました。よくを言えば、括弧が多用されていて、半分くらいは普通に書かれていても問題なさそうな感じだったものだから、もう少し少なかったらな〜なんて思いました。立派な犯罪者になってしまった公彦だけれども、憎みきれない感じがするのは、純粋な妄念的なものが感じられるからだろうなと思いました。

フリッカー式 <鏡公彦にうってつけの殺人 > (講談社文庫 (さ87-1))

THEME:読んだ本。 - GENRE:本・雑誌

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